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がんを経験された方を全方位的にサポート!支援団体をご紹介<関東地方・後編>

2023.09.30

がんを経験された方を全方位的にサポート!支援団体をご紹介<関東地方・後編> サムネイル

がんの治療と生活の質を両立させるためには、がんを経験された方ご本人や家族の力だけで解決できない場合もあるのではないでしょうか。
そんな時に役立ててほしいのが、がんを経験された方やその家族を、いろいろな形でサポートしてくれる支援団体です。
がんにはたくさんの種類があり、その種類によってはサポートの仕方が異なることもあります。あるいはがんによって引き起こされる問題も、幅広く存在します。
ですから自分の状況や必要とするものにマッチした支援団体を見つけることが、生活の質を保ちながら治療を続けるための重要なポイントとなるはずです。

今回はがん支援団体の中から、いくつか団体をピックアップしてご紹介していきますので、がんと向き合う生活のために、お役立てください。

※50音順

前編はこちら

NPO法人エンパワリング ブレストキャンサー

>「乳房再建手術」への正しい理解の普及と乳がん患者さんのQOL向上を目指す

主な活動エリア:全国(本部は東京)
こんな人に:乳がんを経験され、乳房再建手術に関心がある方
      乳がん手術後の生活に不安がある方。

<WebサイトURL>
https://www.e-bec.com/

<SNS>
Facebook
Instagram
X(旧Twitter)

●団体からのメッセージ
NPO法人E-BeC(エンパワリング ブレストキャンサー)は、乳がんを経験された方々に対して、「乳房再建手術」について正しく理解してもらい、希望と⾃信を持って生きていくきっかけを提供することを目指して活動しています。
「乳房再建手術」についての正確で網羅された情報はまだ全国に行き渡っていないため、各地域の情報量の格差が広がってしまっています。
そこで私たちは全国を対象に、オンラインにてセミナーを開催し、正しい理解を広げ、乳房再建手術を希望する方が、誰もがどこでも一定水準の再建手術を受けられる社会を目指しています。

2018年に時事通信ホールで開催した乳房再建手術に関する情報発信イベント「E-BeC特別セミナーin東京・銀座~乳がん治療、乳房再建の最前線~」の様子。また、大都市圏だけではなく地方都市においても再建手術を手掛ける医師による講演や再建経験者と交流できるセミナーをオンラインと併用してハイブリッドで開催。
「乳がん手術後に、もういちど乳房を取り戻す 乳房再建手術Hand Book」(画像クリックで拡大)
乳がん手術後に役立つ情報をまとめたハンドブックを無料配布。(詳細はこちら

認定特定非営利活動法人がんサポートコミュニティー

>世界最大のがん患者支援組織の日本支部

主な活動エリア:全国(本部は東京)
サポートグループは現在、東京(首都圏)/柏(千葉県柏市近郊)/大阪(関西圏)/オンライン(全国)にて活動中。
こんな人に:医師や専門家のサポートを受けたい方
      がん種を問わず、がんを経験された方同士のつながりを多く持ちたい方

<WebサイトURL>
https://csc-japan.org

<SNS>
X(旧Twitter)
Facebook
Youtube

●団体からのメッセージ
「認定特定非営利活動法人がんサポートコミュニティー」は、世界最大規模のがん患者支援組織の一つである「Cancer Support Community」の日本支部として設立されました。
その目的は、専門家によるがん患者さんと、そのご家族への心理・社会的支援の場と機会を提供することです。
登録は無料で、様々なイベントやプログラムを通して支援を行っています。具体的には、がん患者さん同士が語り合う場として東京・千葉・大阪・オンラインの4ヶ所にサポートグループがあり、講演会やセミナー、専門講師によるヨーガ、自律訓練法、アロマテラピー、音楽療法といったリラクセーションプログラム、複数の医師による医療相談などを開催しています。
そして2023年度は、昨今のコロナ禍で講演会やセミナーを実施できなかったことを受けて、10月8日(日)~9日(月・祝)に公益財団法人日本対がん協会と共催して研修形式にて開催いたしました。(詳細はこちら

上記の活動を通して、がんの影響を受けた全ての人々が、自分らしく生きることができる、誰もが一人ではないと感じられる絆によって支えられる社会を目指しています。

東京サポートグループの様子@虎ノ門ガーデン(本部)。地域別のサポートグループの他にも、部位別、状況別などに応じて様々なサポートグループがあり自身のタイミングで参加ができます。
複数の医師による医療相談。治療の方針を考える際に様々な角度でサポートを受けることができる強い味方(有料・要予約)。
リラクセーションプログラムの一環で「ヨーガ」を毎月第1、第3木曜日に虎ノ門の本部にて実施(有料・要予約)。様々な体位法によってからだの調子を整え、様々な呼吸法によって気の流れを調整。

一般社団法人 がんと働く応援団

>「がん防災」でがんに負けない組織・人を増やす

主な活動エリア:全国(本部は神奈川)

こんな人に:がん治療と仕事の両立に不安がある方

      がん経験者の就労をサポートしたい企業の担当者

<WebサイトURL>

https://www.gh-ouendan.com/

<SNS>

X(旧Twitter)

Facebook

YouTube

●団体からのメッセージ

「一般社団法人 がんと働く応援団」は、がんという予期せぬライフイベントに直面した方々が、生活と就労を無理なく両立できる社会の実現を目指し、がん経験者の未来をサポートするための団体です。

10世帯あれば9世帯は、ご家族のうち誰かががんになる時代。自然災害と同様に、がんも“備える”ことがとても大切です。
私たちはがんに対する正しい知識や、医療との上手な付き合い方、情報の入手先、そして制度や支援体制、専門家の方たちの存在を発信し続け、その一環として「がん防災マニュアル」という冊子を発行しています。
これは現役世代に知っておいていただきたい、がんの正しい知識や情報、相談窓口などを
まとめた1冊となっており、いざというとき役立つ情報を掲載しています。
このマニュアルは各自治体向けや、中小企業版(経営者向け)も作成。
中小企業版では患者さんご本人以外にも、企業をはじめとした様々な立場の方に、「治療と仕事の両立支援」ができる組織作りに必要な情報提供やセミナーを提供するとことで、患者さんを支援できる人を、職場に増やすためのサポートを行っています。
さらに、多くの方がリピート活用しているオンライン個別相談も、がん経験者さんは無料で利用可能です。

<イベント情報>
厚木市市民協働提案事業
家族で楽しんで学べる がんと検診の啓発イベント「がん防災へキックオフ!」

※本イベントは終了いたしました

「がん防災」について学べるセミナーや歌手の麻倉未稀さんのトークコーナー、他にも厚木市マスコットキャラクターのあゆコロちゃんとの撮影会やバスソルトのワークワークショップなど家族で楽しめる催しが盛りだくさんです。


〇開催日時:2023年10月14日(土) 12:30開場/13:00開演/16:00終了(入退場自由)
〇場所:レンブラントホテル厚木(2階 暁紅)※小田急本線厚木駅 北口より徒歩5分
〇対象:ファミリーから大人までどなたでも(定員80名)
〇入場料:大人1,000円 (厚木市在住の方は500円) 18歳以下無料
〇ゲスト予定:歌手/麻倉 未稀さん


イベント詳細はこちら(※本イベントは終了いたしました)

厚木市広報ページ

「がん防災マニュアル」を配布したパートナー企業主催の「治療と仕事両立支援セミナー」の様子。「がんになった方への声掛けやサポートの仕方が勉強になった。」「現在がん治療中の親族に、本人の気持ちが聴ける対話を心掛けたい。」等の感想を多数いただきました。
日本対がん協会主催「ジャパンキャンサーサバイバーズデイ2023」ブース出展時の様子。がん経験者、支援者、医療者、ご家族などに向けたイベントで、仕事と治療の両立で悩む方や、企業での取り組みに関心のある方のお話を伺いました。当日100冊以上あったマニュアルが3時間でなくなるほどの大盛況となりました。
共同代表理事の吉田ゆりさん(左)と野北まどかさん(右)
「がん防災」の普及について過去にWith Miのインタビューにてお話しいただきました。

▼関連記事

がん経験者が生活と就労を両立できる体制を―「がんと働く応援団」の取り組み

特定非営利活動法人 C-ribbons

>「がんサバイバー」と「支える全ての人たち」のために

主な活動エリア:全国(本部は東京)
こんな人に:婦人科系のがんを経験され、社会とのつながりを持ちたい方
      ご家族や、ご友人ががんを経験され、不安を抱えている方

<WebサイトURL>
https://www.c-ribbons.com/

●団体からのメッセージ
C-ribbons (シーリボンズ)は主に婦人科系のがんを経験されたご本人や、そのお友達、ご家族が孤独を感じず、よりよく生きる社会の実現を目的として2016年に設立された団体です。
主に音楽、スポーツ、食、ファッションを中心としたイベントやセミナーを定期的に実施しています。
主な活動として、がんの患者さんの孤独感をケアする「Not Alone(NA)プロジェクト」を実施しており、例えば「メイク講座」は、がんを経験した人もそうでない人も、フラットに参加できるイベントとなっています。
その他にも、お子さんがいる患者さん向けの交流イベントなどこころの面でのサポートを行っており、AYA世代※を含む若い世代の支援も目指しています。

※Adolescent and Young Adult(思春期・若年成人)の頭文字をとったもので、主に、思春期(15歳~)から30歳代までの世代

メイクアップ講習の様子。がんを経験された方も、そうでない方も垣根なく一緒に学べる催しを多く実施。
“がんサバイバーのパパ&ママ”と、そのお子さんたちのためのイベント。ご本人だけではなく家族同士の交流もサポート。

▼関連記事 C-ribbons代表 藤森香衣さんのインタビュー

その① 乳がんで亡くなった友人に助けてもらった命。 その恩返しのため「生きる」を考えた10年間でした。

その②【体験談】私なりの乳がん再発・転移不安との向き合い方  〜 part.2 藤森さん~

With Miウィズミーについて

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