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乳がんステージ4 白戸ミフルの笑いあり涙あり!?ハッピーサバイバー10年体験記 #6

2024.10.24

ステージ4乳がんを経験された漫画家・白戸ミフルさんの笑いあり、涙ありのエッセイ漫画をお届けします。 

#6 抗がん剤治療後の旅行決行、私の選択の結果

【6話】

ステージ4乳がんサバイバー、絶賛婚活中の白戸ミフルです。

35歳で突然ステージ4の乳がんを宣告され、最短で抗がん剤治療を開始。初回の抗がん剤後に感染症になり、高熱を出して倒れてしまった私だったが、なんとか治ったので乳がん宣告前から決めていた、韓国ソウルへの旅行へ行くことにした!

キャンセルしたら一緒に行く友達にも悪いし…と言い訳しつつ、気晴らししたかったというのが本音だった。

だって、抗がん剤の副作用で免疫力が下がるというのはよく聞くことなのに、マスクをしていなかったから感染症になったのは自分の責任なので、「しっかりマスクをしていれば余裕っしょ!」と思っていた私だった。 しかし、韓国旅行でもしっかり痛い目を見ることになる。(泣)

韓国ではチムジルバン(編注:韓国にある温浴施設の一種)やグルメ・ハシゴ酒以外にも、おしゃれスポットの新沙洞カロスキルで、イケメン店員がいると噂のカフェでお茶したり、買い物したりと、しっかり楽しんだ♪

でも、いつもなら免税店でブランド物を買ったり、韓国コスメを爆買いしたりもするのだが、これから治療でお金がかかるのだろうと思うと、買い物はあまり気が進まなかった。

…と、いうことで無事に!?

韓国旅行は終わったわけだが、「抗がん剤治療中に海外旅行に行くなんてとんでもない!」というような方もいるかもしれないし、もちろん「何かあった時どうするのだ!?」という意見もごもっともだとは思うが、やりたいことを我慢するストレスも良くないのではないかと私は考える。

がんを経験した人なら誰でも死について考えるはず。

私は、運良くがん宣告から11年目を迎えることができているが、再発の疑いは常に心配しているし、いつ再発してもおかしくないというのが、がんという病気だ。

そう思うと、楽しんで笑うことが免疫力を高めるとも言われているし、誰であっても限られた人生の時間を、楽しむことにフォーカスしても良いのではないかしら。

※本記事の内容については個人の体験を元に構成したものであり、治療等の条件はすべての方に当てはまるわけではありませんし、治療方針等については当社が推奨するものでもありません。ご自身の主治医とよく話し合い、最善の治療を選択してください。

1話 #1「自己紹介・乳がんを宣告されて10年経ちました」

2話 #2 合コン三昧だった35歳で直面「もしかして…乳がん?」

3話 #3 抗がん剤治療を始めることになったが…

4話 #4 初めての抗がん剤治療と彼氏との別れ、そして新たな決意

5話 #5 漫画とバイオリン、夢への再挑戦を始めたが…

作者プロフィール

白戸ミフル

神奈川県出身。35歳の時に乳がんの宣告を受ける。平日は化粧品メーカーのマーケティングに従事しながら漫画家・ライターとしても活躍。趣味は海外旅行、キックボクシング、婚活。

闘病記に加えて婚活エッセイも数多く手掛けており、著書に『乳がんステージ4だった私が、それでも合コンに行きまくって救われた話』(キノブックス)など。

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