<ゲストプロフィール>
Sさま
千葉県にお住まいの40代女性。2018年9月に乳がんステージ0の診断を受けて、2023年1月に大腸に新たながんが見つかる。
がん保険を見直ししようと思っていた矢先、乳がんが発覚
― がんが見つかるまでの経緯を教えていただけますか?
Sさま:私の家系はがん家系で、ちょうど親戚にがんが立て続けに見つかって、がん保険を見直ししようと思っていた矢先に、私も人間ドックで引っかかり。精密検査を受けて、乳がんの告知を受けました。もともと加入していた保険は限定告知型(引受基準緩和型)の医療保険で、保障内容に死亡保険金がなく、がん診断給付金はついていたものの、抗がん剤治療などには支払われないものでした
検査を終えたタイミングで、主治医の先生と研修医の方の会話から自分が悪性だったと分かってしまい、いざ告知されたタイミングは「先生、バレバレでしたよ」っていう感じでした(笑)。私よりもむしろ、母のほうが動揺していたように思います。
― それから、4年経って新たに大腸がんが発覚したと。
Sさま:はい、それも人間ドックで内視鏡検査を受けて分かりました。今の先生ってもう昔みたいにあまりオブラートに包まないのか、検診が終わったらハッキリと「悪性でした」と告知を受けました。
ステージを聞いてみたら「おそらく早期の大腸がんだと思うけど、手術してみたら奥まで進んでいるかもしれないし、細胞診をしてみないと分からないね」と言われました。
手術で腫瘍もキレイに取り切れたということで、入院してから5日後に退院しました。3か月間、毎日放射線治療を受けたあとに、経過観察のために半年に1回、通院しています。
2度目のがんということで再発予防のために術後補助化学療法の抗がん剤治療をやることになって、現在は3か月間、錠剤だけ朝晩飲む生活を続けています。復職は5月末ごろを予定しています。
良性であれば不安は解消されますし、悪性でも初期の段階で見つけることができるかもしれません。
― 2回とも、人間ドックで発見されたのですね。「良くない結果が出たらどうしよう」と、検査を尻込みしてしまう方も多いと思いますが、Sさまは、とてもお気持ちが強い方だという印象を受けました。
Sさま:私は、昔から決して気持ちが強いわけでも、物事に対してポジティブに向き合うような性格なわけでもないのですが、こと病気に関してはきちんと受け入れて、再発や転移と向き合いながら生きていく方がいいと思っています。
不安を抱えたまま過ごしたり、現状を拒絶したりしてもがんが治るわけではありませんので、主治医の先生の言うことを聞いて、自分の体は自分で守らないといけないと思っています。
がんの発見が遅れるのは、健康診断を受けていなかったり、何か異常を感じていていも怖くて受診できていなかったりするケースが多いのだと思います。不安になる気持ちは分からなくもないですが、それでもちゃんと検査を受けるべきです。
それが良性だとしても、悪性だとしてもです。良性であれば不安は解消されますし、悪性でも初期の段階で見つけることができるかもしれません。
― 保険に入ると「再発や転移を引き寄せてしまうんじゃないか」というお声を伺うことがあるのですが、Sさまはそんな心配はされませんでしたか?
Sさま:それは、全くありませんでしたね。今回、想定していなかった抗がん剤治療をすることになったので、給付金をいただけたのは助かりました。
保険はお守りとよく言いますが、個人的には再発や転移は起こるものだという前提に立っておいた方がいろいろな部分でバランスを保てるのではと思っています。がんになったショックでうつ病になってしまう方もいるようですけど、自分の身を守るためには精神的にも金銭的にも準備が必要ですから。
病院の待合室で待っていても、診察室から泣いて出てくる方がたくさんいらっしゃるんですね。でもがんになってしまったら仕方ありません。いざという時のために備えておくことの方がよっぽど大事だと思います。
「病は気から」といいますが、後ろ向きに考えてもいいことはないので、普段通りの生活をするようにしています。
<Sさまがご加入された保険>
がんを経験した女性を支えるがん保険(正式名称:女性特有がん経験者専用がん保険)
※この記事はお客さまご本人から許可をいただき掲載しています。内容については個人の体験を元に構成したものであり、治療等の条件はすべての方に当てはまるわけではありませんし、治療方針については 当社が推奨するものでもありません。ご自身の主治医とよく話し合い、最善の治療を選択してください。
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