WithMi初の漫画新連載がスタート。ステージ4乳がんを経験された漫画家・白戸ミフルさんの笑いあり、涙ありのエッセイ漫画をお届けします。
#2 合コン三昧だった35歳で直面「もしかして…乳がん?」
ステージ4乳がんサバイバー、絶賛婚活中の白戸ミフルです。
今回は私が乳がんになった当時のお話をしたいと思います。当時35歳だった私は、インターネット広告代理店に勤めながら、婚活と称して毎晩のように合コンをしたり、土日はゴルフやクルージングパーティなど、とにかく遊びまくっていました。そしてヘビースモーカー。
年に3回ほど、ハワイや韓国を中心に海外旅行にも出かけていたので、貯金はほぼなく、将来に不安を抱きながらも「結婚すればなんとかなる」と思っていた。
そして結婚に焦っていた私は、大好きだったイケメンの条件を捨て、合コンでフツメンの真面目な彼氏をGETしたところでした。
35歳で念願の彼氏ができて、間もなく、ステージ4乳がんを宣告された当時の私。
それまでの人生で味わったことのない、恐怖と絶望感を感じ、情緒不安定な日々を過ごしていました。それでも、進行性の乳がんなので、立ち止まってはいられない。すぐに治療を始めなければ待っているのは最悪な結末…ということで、最短で抗がん剤治療を受けることになった。
不幸中の幸いは、とても理解力のある彼氏だったので、がんという恐ろしい病気に引くこともなく、応援してくれたことでした。しかし、そんな優しい彼氏を私は傷つけてしまうことになるのですが、その話はまた追って。
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作者プロフィール
白戸ミフル
神奈川県出身。35歳の時に乳がんの宣告を受ける。平日は化粧品メーカーのマーケティングに従事しながら漫画家・ライターとしても活躍。趣味は海外旅行、キックボクシング、婚活。
闘病記に加えて婚活エッセイも数多く手掛けており、著書に『乳がんステージ4だった私が、それでも合コンに行きまくって救われた話』(キノブックス)など。