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【メイクのプロが教える】抗がん剤治療中でも簡単に自分らしい「眉毛」「まつ毛」メイク

2025.05.09

抗がん剤治療中でも明るい印象を与える目元メイクのアイデア

抗がん剤治療で肌の質感が変わり、メイクに時間がかかるようになったとお悩みではありませんか。散歩やちょっとした買い物をするときは、簡単メイクで気軽に出かけたいもの。しかし、メイクに時間がかかるとお出かけする気力もなくなってしまうかと思います。 

この記事では、メイクのプロが教える、抗がん剤治療中でも簡単にできるメイク術を紹介します。簡単メイクに華やかさをプラスするポイント、脱毛時の眉の描き方も解説するので、ぜひご覧ください。 

メイクアップアーティストがわかりやすく伝授

抗がん剤治療中でもできる簡単メイクを教えてくれるアーティストと、メイクを実践するモデルさんを紹介します。 

メイクアップアーティスト:合田和人さん

中条あやみさんや山本美月さんなど、著名人をはじめ、ファッション誌やテレビ、CMなど、多方面で活躍するメイクアップアーティスト。

美容家として幅広く活動しながら、フォトグラファーや人物のプロデュースなどにおいても多才さを発揮している。 

公式サイト 

公式インスタ 

モデル:EMIさん

2021年8月に右胸のしこりに気づき、34歳でトリプルネガティブ乳がんに罹患。抗がん剤、手術、放射線と約1年間治療しながらInstagramを中心に治療のリアル、かかった費用などを発信。

現在は、復職し働きながらも「人生楽しんだ者勝ち!」をモットーに日々過ごしている。 

公式インスタ 

手軽にできる簡単スキンケア&メイク術

ここからは、合田さんが紹介する簡単メイクを見ていきましょう。メイクモデルのEMIさんは肌の乾燥が気になっているため、スキンケアからベースメイク、くすみをカバーするコツまでを紹介します。

STEP1:デリケートな肌にうるおいを与えるスキンケア

まずは合田さん流、デリケート肌のスキンケア術を見てみましょう。 

  1. 化粧水を手のひらに出して温める 
  1. 顔全体に化粧水をつけ、手のひらで軽く抑える 
  1. 肌に合うクリームを顔全体になじませる 

化粧水を温めることで肌になじみやすくなるので、両手でしっかり温めてから肌につけることがおすすめです。特に乾燥がひどく、かさぶたのようになっている部分はこすらないよう注意しましょう。強くこすると肌を傷めてしまうので、優しくなじませることが大切です。 

最後に、肌に合うクリームを顔全体になじませます。クリームに含まれる油分には蓋の役割があるため、肌内部にうるおいを閉じ込められます。 

参考:With Mi「STEP1:デリケートな肌こそ正しいスキンケアで潤いを!」 

STEP2:悩みをカバーするベースメイク術

続いて、肌悩みをカバーできる簡単ベースメイク術を紹介します。 

  1. くすみやシミなどの悩みをコンシーラーでカバーする 
  1. コンシーラーをつけていない部分にクッションファンデーションを乗せる 
  1. 目の周りに丁寧にファンデーションを乗せる 

悩みをカバーするために、さまざまなアイテムを使う必要はありません。コンシーラーとクッションファンデーションで血色のよい肌になるため、メイク術を確認したうえで実践してみましょう。 

コンシーラーを選ぶときは、オレンジ系のカラーを選ぶことがおすすめです。イエローベースの肌にある赤み・黒ずみ・くすみはオレンジ系のカラーでカバーできます。カラーによってカバーできる悩みが変わるため、色選びを間違えないよう注意が必要です。 

コンシーラーでカバーした後は、クッションファンデーションを優しく乗せていきましょう。くすみやすい目のきわ・まぶた・まつ毛の生え際は特に丁寧にファンデーションを乗せることが大切です。 

パフの半分にファンデーションをつける・コンシーラーを乗せた部分にはファンデーションを乗せないことがベースメイクのポイントです。2点に注意することで、厚塗りに見えない自分らしい肌を作れるでしょう。 

参考:With Mi「STEP 2:ベースメイクで悩みを隠して血色のよい明るい肌に」 

STEP 3:ナチュラルな明るい目元に見せるアイメイク術

続いて、眉・目元の簡単メイク術を紹介します。 

  1. 眉を描く部分にルースパウダーを乗せる 
  1. 眉の中心から毛の流れに沿ってアイブロウを乗せる 
  1. 眉頭に薄くアイブロウを乗せる 
  1. 細めのペンシルタイプのアイブロウでランダムに毛を書く 

ルースパウダーは油分や皮脂を吸着してくれるので、メイクが崩れにくくなります。アイブロウはペンシルよりもパウダータイプがおすすめです。眉の中心から毛の流れに沿って乗せ、眉頭には薄く乗せましょう。物足りなさを感じる場合は、ペンシルでランダムに毛を書くことで自然な眉に仕上がります。 

次に、アイシャドウを使う流れを見てみましょう。 

1.目を開いたときに少し見える範囲にアイシャドウを乗せる 

2.目の下にハイライトを入れ、涙袋を演出する 

アイシャドウは、華やかさをプラスするのではなく、健康的な目元を演出するために使います。元々の健康的な肌にあわせて色を選ぶことで、明るい目元になるでしょう。目を開いたときに少し見える範囲に乗せることで、上品さを演出できます。 

アイシャドウを乗せた後は、目の下にハイライトを入れて涙袋を作りましょう。自然なぷっくり感を演出できれば、明るく華やかな目元になります。 

With Mi「STEP 3:くすみはもう気にならない!? ナチュラルなアイメイクのコツ」 

STEP 4:血色のよさをプラスする簡単チーク

最後に、血色のよさをプラスするチークの乗せ方です。外出時にマスクを着用するため、チークは不要と考える方も多いでしょう。しかし、マスクから少し赤みが見えることで華やかな印象となるため、メイクを楽しみたい方はぜひチークも乗せてみてください。 

マスクを着用するときは、いつもより高い位置にチークを乗せます。頬骨の高い位置から目の下の涙袋まで乗せると、マスクを着用していても血色のいい肌に見せられます。カラーは好みのもので構いませんが、お悩みの方はオレンジ系を選ぶことがおすすめです。 

参考:With Mi「STEP 4:チークで血色のいい明るい表情になる!」 

つけまつげで華やかさをアップする

簡単メイク術で血色のいい明るい肌になったけれど、もう少し華やかさをプラスしたいと考える方も多いでしょう。さらにメイクを楽しむなら、つけまつげでぱっちりとした目元にしてみてはいかがでしょうか。ここでは、つけまつげの付け方を紹介します。 

つけまつげの付け方

つけまつげは自分の目元に合うよう調整する必要があります。調整の仕方から付け方までを見てみましょう。 

1.つけまつげを商品トレーから外し、自分の目の幅に合わせてカットする 

2.目頭側から真ん中あたりまでのまつ毛を少しカットする

3.つけまつげのベース糸の両端を持って、10回程度曲げる・伸ばすを繰り返す 

4.目頭・中央・目尻の3点にのりをつけて、目元に合わせる 

5.つけまつげをつける位置が決まったらベース糸全体にのりをつける 

6.目元にしっかりつくよう留める

7.まつ毛の根元にブラウン系のマスカラを塗る

つけまつげを自分の目元に合うようカットしたら、目頭から真ん中あたりまでを少しカットしましょう。目頭のまつ毛が長いと不自然な印象になるため、自然なまつ毛に見せられる長さに整えることが大切です。

つけまつげをつけたら、自分のまつ毛となじむように根元にブラウン系のマスカラを塗ります。

参考:With Mi「目からウロコ!!コツを押さえれば意外と簡単!つけまつげで目元を華やかに彩ろう」 

おすすめのつけまつげ

つけまつげをつけたことがない方におすすめのアイテムを紹介します。 

接着剤でつけるものから接着剤不要のものまであるため、使いやすそうなアイテムを見つけることがおすすめです。まつ毛の長さや濃さによって装着後の印象が変わるので、どのタイプが自分に合うかをチェックしてみましょう。 

脱毛時の眉毛メイク

抗がん剤治療中に眉毛が抜けてしまった方に実践してほしい、眉毛メイクを紹介します。

STEP1:ティントで眉毛の設計図を描き、パウダーで補正する

まずはティントで眉の設計図を描きましょう。眉が始まる眉頭、眉の最も高い位置の眉山、眉が最も細くなる眉尻の3つを起点に、眉の形を描いておきます。描いた眉に物足りなさを感じたら、パウダーを少し加えましょう。パウダーは輪郭が出にくいため、自然な眉に仕上がります。

参考:With Mi「《STEP1》ティントでまゆ毛の設計図を描き、パウダーで補正する」

ペンシルで毛の流れを描く

ティントの設計図に沿って、ペンシルで1本1本毛を描いていきます。眉毛が抜けていても、ペンシルで加えれば自然な状態に仕上がります。元々の毛の流れを意識して、1本ずつ丁寧に描いていきましょう。

全体に毛を描き終えたら、スクリューブラシでなじませる→ぼかすを数回繰り返します。徐々にペンシルがなじみ、ナチュラルな見た目になっていきます。

参考:With Mi「《STEP2》ペンシルで毛の流れを描く」

With Miウィズミーについて

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