
がんを経験した方の中には塩分摂取を控えている方も多くいます。
塩分の摂りすぎはむくみ(浮腫)にも繋がるため、注意したいところですよね。でも、無塩レシピは味気ない、満足感がないと思われてしまいがち…。
少ない塩分でもおいしく仕上げるコツのひとつは、食感です。 食感に変化をつけることで、食べごたえがあり、満足感がアップするひと皿に大変身。
今回はしらす・豆腐・水菜を使ったサラダのレシピをご紹介します。
短い調理時間で作ることができ、野菜をしっかり取れるので、ぜひチャレンジしてみてくださいね。
豆腐と水菜のしらすサラダのレシピ

10分

・水菜 1/4束
・大葉 2枚
・ミニトマト 2個
・絹ごし豆腐 1/4丁
・しらす 大さじ1
・オリーブオイル 大さじ1/2
・粗挽き黒こしょう 適量


①水菜は3cmの長さ、大葉は千切り、ミニトマトは半分にする

②キッチンペーパーで絹ごし豆腐を包み10分程おいて水気を取り、1cm角に切る

③冷たい状態のフライパンにしらすとオリーブオイルを入れ、色がつくまで中火で炒める

④水菜を器に移し、②、③、大葉の順に盛り付け、周りにミニトマトをちらし、お好みで粗挽き黒こしょうを振りかければ完成

しらすを炒め揚げるひと手間で、味と食感にアクセントを加えています。
カリカリ(しらす)+フワフワ(豆腐)+シャキシャキ(水菜)と3種類の食感を活かすことで、しらすの塩分のみでも満足感のある1品となります。
オリーブオイルでカリカリにすることで、食感だけでなく風味付けにもなります。

しらす:頭から尻尾まで骨ごと食べられるしらすは、手軽にカルシウム補給ができる食品としておすすめです。
釜揚げしらす、しらす干しは加工の際に食塩が使われているため、気になる方は熱湯をかけて塩抜きしてから調理しましょう。
最近では、減塩しらすや食塩を加えずに作ったしらすも売っていますので、上手に活用してください。
<無塩レシピの考案・提供>
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<YOSOU誕生ストーリー>
(株)とこわか代表者の母親が大腸がんを罹患。
塩分を制限した食事を志向する両親の為に商品化された、無塩のレトルト野菜スープ。植物性原料100%・化学調味料不使用。1日の1食を手軽に「塩なし」で。
<レシピ監修>
沼田春美(ぬまた・はるみ):家庭料理研究家/無塩料理研究家

1970年より家庭料理教室を自ら主宰
・18歳で岡松喜与子料理教室に入室
・新橋・料亭『京味』西健一郎氏に師事
・銀座三笠会館にて和食・洋食・中華の研鑽を積む
上記活動に加え、体に負担の無い無塩調理の研究に従事。2010年より無塩調理法に則した病床料理教室を開催し、がん患者・その家族に対して食事療法を提供
インスタグラムアカウント
https://www.instagram.com/muenchori/
<文・写真>
矢崎海里(やざき・かいり)
管理栄養士や調理師などの資格を生かし、企業で働く傍ら、Webメディアでも活動。おいしく食べて健康になれるごはんを研究中。