がん治療・仕事・病気などのお悩みは便利なオンラインサービスで解消!
がんを経験された女性の中には、こんなお悩みや不安を抱えている方も少なくないのではないでしょうか?
「治療内容や治療後に再発しないか不安」
「今後の治療費がどんな風に家計に影響するのかわからない」
「治療と仕事を両立できるか心配」
「家族・パートナーとの関係は大丈夫か」
「治療しながら自分や子どもの体調管理もしなければいけない」
どこで誰に相談すれば良いのかわからず過ごすのはとても負担が大きいですよね?そんなお悩みを抱える方のために、がん経験者の視点に立ったサイトや、オンラインで受診できるサービスを編集部がピックアップ。ぜひお悩みに合わせて活用してみてください。
コミュニティサービス「Peer Ring(ピアリング)」
>がんに直面する者同士が想い・経験を共有するコミュニティサービス
「Peer Ring」は、乳がん・子宮がん・卵巣がんなどの女性特有のがんに向き合う方のためのピアサポート・コミュニティ。同じ病気や似た状況を経験された方が、経験されている方とつながり情報交換をできるのが特徴です。サービスの対象はがんと診断されて治療を始める方、治療中の方、経過観察中の方で、メンバーに登録すると、さまざまな機能が無料で利用できるようになります。
サイト上には、ダイアリーや質問、イベントなどのメニューがあり、相談したい項目に合わせて選べます。「ダイアリー」は、がんの治療や日々頑張っていること、想いなどを自由に記録できるものです。コメント機能を利用すれば、他のメンバーとチャット感覚で気軽に交流できるのも魅力。時には誰かのコメントに勇気づけられたり、あなたの投稿が誰かの励みになったりすることもあるでしょう。また「質問」では、ボディケアやウィッグに関することから治療の副作用についてのお悩みまで、いろいろな質問ができます。医療的な判断が必要な質問には対応していませんが、似たような状況の方や同じ治療の経験者から回答をもらえます。なお、男性の会員登録はできず、かつ会員登録すればダイアリーや質問の投稿を非公開にできるなど、プライバシーの面にも配慮されているのが嬉しいところ。
その他にも、ヨガ体験といったイベント情報が掲載された「イベント」。さらに下着や書籍、クーポンなどのお得な情報が目白押しの「おすすめ」などもあります。
一般社団法人「がんと働く応援団」
>仕事のお悩みを専門家に相談
がんと診断された方が自分らしく活躍し続けられる社会を目指しているのが、非営利型の一般社団法人「がんと働く応援団」です。がん経験者の治療と仕事の両立を支援するのと同時に、企業側のサポートもしているのが特徴。またオンライン上では、がんに理解のあるカウンセラーや現役世代でがんを経験された方による、個別相談といったキャリア支援サービスを提供しています。
たとえば、こんな相談ができます。
「がんと診断されたことを上司に報告したら退職を促された」
「仕事への復帰が決まったけれど治療と両立できるか不安」
「転職先にがんのことを伝えた方がいいのか迷っている」
継続就労や転職活動といった仕事のお悩み以外にも、病気、家族、生活などについても相談が可能です。専門家への無料オンライン個別相談の時間は1回60分までとなっています。
罹患者向けサポートのほかにも、復帰前のワークショップといったオンラインによる無料イベントの実施。さらにがんの正しい知識や、がんと生活・仕事のかかわりについて学べる「がん防災セミナー」などの企業向けセミナー・研修も開催しています。なお、公式LINEに登録すると、さまざまなイベントや両立支援の情報を受け取れるのも魅力です。
がんの治療と仕事が両立できるか心配、仕事への復帰が不安という方は、ぜひ活用してみてください。
「黒田ちはるFP事務所」
>がんの治療費に関するお金の不安を解消
https://fpkuroda.com/consulting/
「黒田ちはるFP事務所」では、高額になってしまうこともあるがんの治療費や治療中の生活費などの経済面に不安を覚えている方向けにサービスを提供しています。10年間の看護師経験をもつファイナンシャルプランナー(FP)が、全国のがん経験者とご家族の家計のお悩みにオンラインで応じています。
現在、がん治療については、正しい情報だけでなく、根拠に乏しい情報もネット上に溢れています。そのため、目に入った情報を鵜呑みにして、失敗してしまう方も少なくありません。正確な情報を得た上で、制度を上手に活用するには、治療とお金の両方を熟知した専門家に相談するのが得策といえるでしょう。さらにFPに相談した場合、「再発や転移の備えをしながら家を購入したい」「老後に備えたい」などの相談も可能。現状を把握するためのヒアリングを受けた後に、正確かつ適切な情報を教えてもらえるため、お金の不安や心配を解消できるのがメリットです。
相談料金は有料ですが、万が一、解決策の提案などに満足できなかった場合は、全額返金保証制度を利用できます。FPに相談しようかお困りの方は、無料説明会に参加するのも一つの方法です。1人で不安を抱えてお悩みが大きくなる前に、気軽に利用してみましょう。
【オンライン診療アプリ】「curon(クロン)」
>病院の予約から処方箋・薬の受け取り・決済までオンラインで実現
オンラインで診療を受けたい方にご案内したいのが「curon」です。スマートフォンやPCを利用して、病院(クリニック)の予約、問診、診察、処方箋・薬の受け取り、決済までをインターネット上で完結できます。5,000以上の医療機関が導入しているため、診療科目や病院名から広く医療機関を検索できるのが特徴です。
「かかりつけの病院が遠方にあって通院できない」
「働きながら通院するのが難しい」
「感染リスクを避けたい」
「治療療と並行して家事や育児もあるので時短したい」
「大きな病気をしてしまってから、ちょっとした体調の変化でも病院で診てもらいたくなった」
など、人によってお悩みや求めるものは様々でしょうが、予約から決済までを手元で完結でき、医療機関への移動や交通費もかからず、診療や薬の受け取りの待ち時間もない…と、メリットはいろいろ。
自宅にいながらにして、かかりつけの医師の診察を受けることができるため、無理なく治療を受けたい方に推奨したいサービスです。
オンラインがん相談サービス「CancerWith」
>がん治療・生活の不安を専門家に24時間相談可能
オンラインがん相談サービス「CancerWith」では、がんの治療はもちろん、家族周囲との関係性や将来設計の不安、妊よう性や恋愛・セクシャリティに関することなど、対面ではちょっと話しづらいことも相談することができます。
寄せられる相談は、たとえばこんなものがあるそうです。
「きちんと治療していますが、再発するんじゃないかと不安で仕方ありません。どうしたら緩和できますか」
「いまからでも入れる医療保険はありますか」
「夫が8年前に精巣がんになったそうです。もう治療は終わっていて、今は元気なのですが、わたしたちは子どもを授かれる可能性はありますか?」
「抗がん剤で髪が抜けることになりそうです。恋人にはまだ病気のことを言っていません。どう伝えたら良いでしょうか。」
このようにがんを経験したご本人はもちろん、そのご家族も利用できるのが嬉しいところ。
また、相談は匿名・テキスト形式なので対面では話しづらい相談も安心してしやすいのも特徴です(しかも年中無休・深夜帯にも対応)。
現在は、感染症の拡大状況などを鑑み、無料で相談数の制限なく利用できるとのことで、まずは一度お試しで利用してみても良いかもしれません(2022年7月現在)。