【無塩】秋の味覚を満喫♪しっとり鮭ときのこのホイル焼き 

2024.10.31

がんを経験した方の中には塩分摂取を控えている方も多くいます。
塩分の摂りすぎはむくみ(浮腫)にも繋がるため、注意したいところですよね。 
そんな方のために、手軽に作れてしっかり美味しい無塩の一品をご用意しました。

今回は鮭ときのこを使ったヘルシーなホイル焼きをご紹介します。生鮭のうま味に、しいたけやエリンギなどのきのこを加えることで、秋の味覚をたっぷり楽しめます。無塩で作れる工夫もいくつか紹介しますね!オーブントースターで手軽に調理できるのも、うれしいポイントです♪ 

鮭ときのこのホイル焼きのレシピ  

調理時間

20 分 

材料(2人分)
  • 生鮭    2切れ 
  • こしょう  少々 
  • 生しいたけ 1枚 
  • エリンギ  30g 
  • たまねぎ   1/8個 
  • しょうが 1片 
  • レモン   1/4個 

[調味料] 

  • 粗びき黒こしょう    少々 
  • オリーブオイル 小さじ2 
  • パセリ(乾燥)  お好み 
調理手順

① 生鮭にこしょうをしっかりめに振り、下味をつける。

② しいたけ、エリンギ、たまねぎは薄切りにし、しょうがは千切りにする。レモンはくし切りにする。 

③ アルミホイルに鮭、しいたけ、エリンギ、たまねぎをのせ、黒こしょうとオリーブオイルをかけて包む。オーブントースターで鮭に火が通るまで約15分焼く。 

④ 皿にホイル焼きをのせ、レモンを添える。お好みでパセリをのせる。 

鮭やきのこのうま味を閉じ込め、しっとりとし食感に仕上げるため、食材の水分が蒸発しないように、アルミホイルでしっかりと包んでから焼くようにしましょう。こしょうやオリーブオイルは、素材の風味を引き立てることができ、また、千切りしょうがと、最後に添えるレモンが味のアクセントとなるため、無塩でも美味しく仕上げることができます。 

注目食材

鮭:鮭はオメガ3脂肪酸(EPA・DHA)を含んでおり、中性脂肪の低下などの生活習慣病の予防に役立つと言われています。ビタミンDはカルシウムの吸収を助け、骨を強化するため、骨粗しょう症予防も期待できます。また、鮭の赤色はアスタキサンチンと言われており、抗酸化作用を持ち、細胞の老化防止や免疫力の向上をサポートすると言われています。 

しょうが:しょうがに含まれるジンゲロールは、血行促進作用があります。さらに、ジンゲロールは加熱や乾燥によってショウガオールに変化しますが、ショウガオールは、胃腸を刺激して内臓の働きを活発にし、体の中から温める効果が期待できるため、冷え性の改善につながります。 

<レシピ監修>

沼田春美(ぬまた・はるみ):家庭料理研究家/無塩料理研究家

沼田春美

1970年より家庭料理教室を自ら主宰

・18歳で岡松喜与子料理教室に入室

・新橋・料亭『京味』西健一郎氏に師事

・銀座三笠会館にて和食・洋食・中華の研鑽を積む

上記活動に加え、体に負担の無い無塩調理の研究に従事。2010年より無塩調理法に則した病床料理教室を開催し、がん患者・その家族に対して食事療法を提供

インスタグラムアカウントhttps://www.instagram.com/muenchori

<文・写真>
山﨑麻未(やまさき・あさみ)
管理栄養士・調理師
病院管理栄養士として7年間、調理業務・献立作成・栄養指導に携わる。
現在フリーランスとしてレシピ開発や特定保健指導を行っている。

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