【減塩レシピ】具材たっぷり食べ応え満点!ブロッコリーと海老の五宝菜 

2024.11.15

がんを経験した方の中には塩分摂取を控えている方も多くいます。
塩分の摂りすぎはむくみ(浮腫)にも繋がるため、注意したいところですよね。
そんな方のために、手軽に作れてしっかり美味しい減塩の一品をご用意しました。

今回ご紹介するのは、ブロッコリーと海老の五宝菜のレシピです。レシピ名通り、5つの食材を組み合わせて食べ応えのある炒め物に仕上げました♪中華料理は濃い味付けのイメージがありますが、減塩でも美味しく作るコツがたくさんありますので、参考にしてみてください。シンプルな調理法なので、料理が苦手な方でも簡単に挑戦できますよ♪

ブロッコリーと海老の五宝菜のレシピ

調理時間

15分

材料(2人分)
  • むきえび    6尾 
  • ブロッコリー  1/3株 
  • 長ねぎ     1/3本 
  • にんじん    10g 
  • 白菜      1枚 
  • しょうが 1片 
  • ごま油     小さじ2 
  • 片栗粉 大さじ1(倍量の水で溶く) 

[調味料] 

  • 水       1カップ 
  • 無塩鶏がらスープの素 小さじ1/2 
  • 酒       小さじ2 
  • こしょう    少々 
  • (お好みで)減塩醤油 小さじ1/2 
調理手順

① むきえびは背わたを取り洗う。ブロッコリーは小房に分け、たっぷりのお湯で約2分茹でる。長ねぎは5mmの斜め切り、にんじんは短冊切り、白菜は一口大に切る。しょうがは千切りにする。

② 調味料は合わせておく。

③ フライパンにごま油(小さじ1)としょうがを入れて弱火で香りを出す。えびを入れて炒め、半分くらい火が通ったらえびを取り出す。 

④ 長ねぎ、にんじん、白菜を加えて炒める。野菜がしんなりしてきたら、[調味料]を入れてひと煮立ちさせる。

⑤ えびとブロッコリーを加えて30秒ほど煮る。火を止めて、水溶き片栗粉でとろみをつける。仕上げにごま油(小さじ1)を加えてひと混ぜする。

えびは炒めすぎると硬くなるため、火を通しすぎないように注意しましょう。具材は、香りの強い長ねぎやしょうがを使い、仕上げにごま油を入れてさらに香りを高めることで、塩分控えめでも美味しく仕上げることができます。無塩鶏がらスープの素や減塩醤油を上手に使うのもポイントです!ただし、無塩鶏がらスープの素は、食塩不使用であっても、原材料に「塩」を含むものもあるため、商品を購入する際はパッケージ裏の栄養成分表の食塩相当量のチェックをしてなるべく塩分量が低いものを選んでくださいね。 

注目食材

えび:えびは低カロリーながら、筋肉の形成や修復に重要な役割を果たすたんぱく質も多く含んでいます。えびを加熱したときに出るピンク色は、アスタキサンチンによるもので、ビタミンEよりも強い抗酸化作用を持つと言われています。この抗酸化作用は、体内の活性酸素を除去し、細胞を酸化ストレスや炎症から保護することで老化や様々な疾患の予防に役立つと言われています。 

白菜:白菜は、風邪予防に効果的なビタミンCや、骨を強化するビタミンK、高血圧を予防するカリウム、赤血球の生成やたんぱく質の合成に必要な葉酸など、量は多くはありませんがさまざまな栄養素がまんべんなく含まれています。また、食物繊維も含まれているため、便秘予防にもおすすめの食材です。 

<レシピ監修>

沼田春美(ぬまた・はるみ):家庭料理研究家/無塩料理研究家

沼田春美

1970年より家庭料理教室を自ら主宰

・18歳で岡松喜与子料理教室に入室

・新橋・料亭『京味』西健一郎氏に師事

・銀座三笠会館にて和食・洋食・中華の研鑽を積む

上記活動に加え、体に負担の無い無塩調理の研究に従事。2010年より無塩調理法に則した病床料理教室を開催し、がん患者・その家族に対して食事療法を提供

インスタグラムアカウントhttps://www.instagram.com/muenchori

<文・写真>

山﨑麻未(やまさき・あさみ)

管理栄養士・調理師

病院管理栄養士として7年間、調理業務・献立作成・栄養指導に携わる。

現在フリーランスとしてレシピ開発や特定保健指導を行っている。

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