
抗がん剤などの治療により、ほてり・のぼせの症状が出たら、まず担当医はじめ医療従事者に相談しましょう。ここではほてり・のぼせ・熱感に対するセルフケアのポイントとケア関連商品を紹介します。
目次
セルフケアのポイント
熱を体にこもらせない工夫をする
- カーディガンなど脱ぎ着しやすい服装にします。
- 汗を拭くためのタオルや汗拭きシートを携帯します。
- 自宅では窓を開けるなどして、部屋の空調を調節します。
- 香辛料の効いた食べ物は、ほてりの要因になることもあるので、できるだけ控えます。
暑さ対策グッズを利用する
夏の暑さや熱中症にならないための対策グッズを利用して、体温を調節します。例として、屋外では制汗スプレーや、冷却材が入った冷却スカーフ、冷却タオル、ハンディ扇風機などがあります。また室内では、ひんやりを感じられる枕やマットなどの寝具、遮光カーテンなども室内の温度上昇を抑えてくれます。
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暑さ対策に関わる商品例は「がん療養生活中のほてり・のぼせケアアイテム」でご覧になれます。頭や首回りの保冷剤や、冷却タオル、制汗スプレーなどの具体的な商品例を紹介しています。
リラックスする
ストレスの蓄積がほてり・のぼせの原因にもなることもあるため、日常はリラックスすることが必要です。
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リラックスする方法は人それぞれですが、当サイトでもリラックスするための工夫を紹介していますので、ご覧ください。
がん治療の副作用など療養中のストレスに対処するリラックス方法
参考文献・ウェブサイト
- がん情報サービス(国立がん研究センター)ほてり・のぼせ・発汗(ホルモン低下による症状) ~がんの治療を始める人に、始めた人に~ では、ほてり・のぼせ・発汗の原因の説明や対処法等が紹介されています。
https://ganjoho.jp/public/support/condition/hot_flash/index.html - 静岡県立静岡がんセンター がん体験者の悩みQ&A 質問回答形式でホットフラッシュに関する説明と生活での工夫が紹介されています。
- 患者さんのための乳がん診療ガイドライン(日本乳癌学会)Q&A集、「Q53.ホルモン療法薬(内分泌療法薬)の副作用のその予防法・対処法について教えてください」の回答として、ホットフラッシュ(ほてり、のぼせ)の解説と、対処法が紹介されています。
https://www.jbcs.gr.jp/modules/citizens/index.php?content_id=5 - タケダ健康サイト(武田薬品工業株式会社) 「のぼせ」では、のぼせの原因や予防、対処法について説明されています。
- 乳がんinfoナビ(日本化薬株式会社) 「副作用対策 ホルモン療法と分子標的療法 ホルモン療法の副作用」では、ホットフラッシュの(ほてり、のぼせ)の説明と対策のポイントが紹介されています。
- 女性の健康推進室 ヘルスケアラボ(厚生労働科学研究費補助金を受けた研究班で運営しているサイト)更年期障害の症状であるホットフラッシュについて解説がされています。
※本記事はがん療養.jpに掲載されている記事を転載したものです。同サイトでは役立つアイテムなども紹介されているため、ぜひご覧ください。