がんを経験した方の中には塩分摂取を控えている方も多くいます。
塩分の摂りすぎはむくみ(浮腫)にも繋がるため、注意したいところですよね。
そんな方のために、手軽に作れてしっかり美味しい無塩の一品をご用意しました。
今回は、「アスパラガス」を使ったキッシュを紹介します。
タルト生地なしのキッシュなので、材料を切ってオーブンで焼くだけ!とても簡単に作ることができます。野菜がたっぷり入っているので、野菜不足が気になる方におすすめです。
モッツァレラチーズをのせて焼くことで、なめらかでとろける食感も楽しめます。
ベジタブルキッシュのレシピ
40 分
※直径16㎝スキレット使用
- 玉ねぎ 1/2個
- アスパラガス 3本
- しめじ 1/2パック
- モッツァレラチーズ 25g(とろけるチーズで代用可)
[キッシュ生地]
- 卵 1個
- こしょう 少々
- ナツメグ 少々
- 無調整豆乳 130㏄
① 玉ねぎはうす切りにする。アスバラガスは下1/3の皮をむき、固い部分を切り、斜めに1㎝幅に切る。しめじはほぐしておく。
② キッシュ生地の材料を全部を合わせておく。
③耐熱容器に野菜を並べてキッシュ生地を注ぎ、180℃のオーブンで30分焼く。途中焦げそうならアルミホイルで蓋をする。
④いったんオーブンから出してほぐしたチーズを乗せて、チーズが溶けるまで更に2~3分焼けば完成。
豆乳と卵、チーズも入っているのでたんぱく質をしっかり補うことのできる1品です。
3種類の野菜を使うことで、さまざまな食感や旨味を味わうことができます。お好みの野菜を入れて作れば、アレンジも楽しめます。
チーズはとろけるチーズでも良いですが、モッツァレラチーズのほのかな甘みと酸味、弾力を味わってください。
<レシピ監修>
沼田春美(ぬまた・はるみ):家庭料理研究家/無塩料理研究家
1970年より家庭料理教室を自ら主宰
・18歳で岡松喜与子料理教室に入室
・新橋・料亭『京味』西健一郎氏に師事
・銀座三笠会館にて和食・洋食・中華の研鑽を積む
上記活動に加え、体に負担の無い無塩調理の研究に従事。2010年より無塩調理法に則した病床料理教室を開催し、がん患者・その家族に対して食事療法を提供
インスタグラムアカウント
<文・写真>
山﨑麻未(やまさき・あさみ)
管理栄養士・調理師
病院管理栄養士として7年間、調理業務・献立作成・栄養指導に携わる。
現在フリーランスとしてレシピ開発や特定保健指導を行っている。