がんを経験した方の中には塩分摂取を控えている方も多くいます。
塩分の摂りすぎはむくみ(浮腫)にも繋がるため、注意したいところですよね。
そんな方のために、手軽に作れてしっかり美味しい無塩の一品をご用意しました。
今回は食塩・砂糖不使用の「YOSOUパプリカと大豆のとまとポタージュ」を使用した、坦々うどんのレシピをご紹介します。「YOSOUパプリカと大豆のとまとポタージュ」に練りごまやごま油を加えることで、坦々麺風の濃厚なスープに仕上がっています。野菜たっぷりで栄養も満点。10分で手軽に準備できるので、忙しい日の食事にもおすすめです。
YOSOUパプリカと大豆のとまとポタージュ坦々うどんのレシピ
10分
- 油揚げ 10g
- 長ねぎ 5cm
- 豚肉(うす切り) 50g
- もやし 50g
- しいたけ 1/2個
- YOSOUパプリカと大豆のとまとポタージュ 1袋
- うどん(冷凍)1玉
- ごま油 小さじ2
- ほうれん草 10g
- すりごま 小さじ1
- ラー油 お好み
[A]
- 練りごま 大さじ1
- めんつゆ 小さじ1(なくてもOK)
- すりおろしにんにく 小さじ1
- すりおろししょうが 小さじ1
① 油揚げは3cm幅の短冊切り、長ねぎとしいたけはスライス切りにします。中火で熱したフライパンにごま油をひき 、豚肉、もやし、油揚げ、長ねぎ、しいたけを炒めます。
② パプリカと大豆のとまとポタージュをレンジで1分半加熱し、①に加えます。Aの材料を練りごま、めんつゆ、すりおろしにんにく、すりおろししょうがを加えて混ぜ合わせて加え、ふつふつしてきたら火から下ろします。
③ 冷凍うどんを袋から出して耐熱皿にのせ、ラップをして電子レンジ 600Wで2分半~3分加熱します。
④ うどんを器に盛りつけ、②を注ぎ、茹でたほうれ草とすりごま、お好みでラー油をトッピングすれば完成。
練りごまやごま油、しょうが、にんにくをスープに加えると、無塩でもコクと風味が増し、美味しさが引き立ちます。うどん自体にも塩分が含まれるため、めんつゆを入れずにまずは食べてみてください。野菜はニラや青梗菜などお好みでアレンジ可能です。カット野菜を活用すれば、より手軽に調理できるのでおすすめです。
練りごま:ごまにはリグナンというポリフェノールが多く含まれており、抗酸化作用や、酸化ストレスを軽減する効果が期待できます。また、ビタミンEやビタミンB群、カルシウムや鉄などのミネラルも含まれているため、免疫力アップや骨の健康をサポートしてくれます。
豚肉:豚肉は糖質代謝を助けるビタミンB1が豊富です。ビタミンB1は炭水化物をエネルギーに変換し疲労を軽減するため疲労回復効果が期待できます。部位によっては脂質量が多いため、赤身のヒレやもも肉を選ぶと脂質量を抑えることができます。
<レシピ監修>
沼田春美(ぬまた・はるみ):家庭料理研究家/無塩料理研究家
1970年より家庭料理教室を自ら主宰
・18歳で岡松喜与子料理教室に入室
・新橋・料亭『京味』西健一郎氏に師事
・銀座三笠会館にて和食・洋食・中華の研鑽を積む
上記活動に加え、体に負担の無い無塩調理の研究に従事。2010年より無塩調理法に則した病床料理教室を開催し、がん患者・その家族に対して食事療法を提供
インスタグラムアカウント
https://www.instagram.com/muenchori/
<文・写真>
山﨑麻未(やまさき・あさみ)
管理栄養士・調理師
病院管理栄養士として7年間、調理業務・献立作成・栄養指導に携わる。
現在フリーランスとしてレシピ開発や特定保健指導を行っている。