
映画の概要
在宅緩和ケア医師の萬田緑平先生の診療所は、いつも笑い声が絶えません。
ジョークが好きな萬田先生の信条は、患者さん本人の気持ちを最優先する「患者ファースト」。末期がんで余命宣告された患者さんたちは、住み慣れた我が家で「生き抜く」ことを選択します。
家族旅行を楽しんだり、愛するペットとともに暮らす。趣味のガーデニング、ゴルフ、お酒を満喫する。その笑顔に包まれた穏やかな日々は、病院での入院生活とはまったく異なる時間が流れています。
本作で描かれるのは、最期まで自分らしく生きる、その輝き。感謝の言葉を贈りあうことで、前向きに歩きはじめる家族の姿です。
さらに、全身がんを抱えながら2018年に亡くなった樹木希林さんの言葉の数々が、私たちに明るく生き続ける極意を教えてくれます。在宅緩和ケア医療に密着したのは、今なお上映が続く『夢みる小学校』のオオタヴィン監督。
ナレーションは、佐藤浩市さんと室井滋さんのスペシャルなコラボレーションが実現。 エンディングテーマは、ウルフルズの名曲「笑えれば」。がんに悩む現代人に伝えたい、”緩和ケアという希望”を描いたドキュメンタリー。
あなたの人生をハッピーエンドにするためのヒントがここにあります。
※公式資料より抜粋
出演

萬田緑平 MANDA RYOKUHEI (在宅緩和ケア医)
1964年生まれ。
1991年、群馬大学医学部卒業。1992年4月より、群馬大学附属病院第一外科に勤務。
手術、抗がん剤治療、胃ろう造設などを行なう中で、医療のあり方に疑問を持つ。
2008年から9年にわたり緩和ケア診療所に勤務し、在宅緩和ケア医として2000人の看取りに関わる。
現在は、自ら開設した「緩和ケア 萬田診療所」の院長を務めながら日々を過ごす。「最期まで精一杯生きる」と題した講演活動は450回を超え述べ5万人が参加した。
オオタヴィン監督からのメッセージ
この映画は「病院の医療」を否定して「在宅緩和ケアを勧める映画」ではありません。「病院医療」以外の「在宅緩和ケアという選択肢」があることを知っていただくための映画です。
こうした情報を知って初めて患者さんやその家族は、「病院」か「在宅」かの選択を冷静に判断できるようになるのではないでしょうか。
「在宅緩和ケアという選択肢」を5つの家族を通してリアルに伝える。 この一点だけでも本作を作った社会的な意義があると思っています。
この映画は「つらい闘病映画」や「悲しい終活映画」の対極にある映画だと思っています。歩くこと。笑うこと。生きているということ。何気ない日常の輝きを、スクリーンで再体験していただければうれしいです。
出演|萬田緑平(在宅緩和ケア医) 樹木希林
ナレーション|佐藤浩市 室井滋
エンディングテーマ|ウルフルズ「笑えればV」
監督|オオタヴィン
製作|まほろばスタジオ
配給|新日本映画社
公式サイト: https://www.happyend.movie/
2025年4月18日(金)よりシネスイッチ銀座、アップリンク吉祥寺ほか全国順次公開 !