【減塩レシピ】やみつき!ほうれん草と豆もやしのナムル

2024.11.07

がんを経験した方の中には塩分摂取を控えている方も多くいます。
塩分の摂りすぎはむくみ(浮腫)にも繋がるため、注意したいところですよね。
そんな方のために、手軽に作れてしっかり美味しい減塩の一品をご用意しました。

簡単でヘルシーな韓国料理の代表格であるナムルのレシピを紹介します。通常、ナムルは塩を使って調理しますが、今回は塩を加えずに美味しく仕上げています。ポイントは、うま味の強い乾燥刻み昆布を加えることです。昆布の持つうま味を利用することで、塩を加えなくても風味豊かに仕上げることができます。ぜひお試しください。

【無塩】ほうれん草と豆もやしのナムル

調理時間

20分

材料(2人分)
  • ほうれん草  50g
  • 豆もやし   50g
  • 乾燥刻み昆布 2g
  • 白いりごま    少々

[調味料]

  • ごま油   小さじ1
  • 白すりごま 小さじ1/2こしょう  少々
  • (お好みで減塩醤油 小さじ1/4)
調理手順

① ほうれん草は茹でて氷水にさらし、水気を絞ったら3㎝の長さに切る。豆もやしも沸騰した湯で茹で、ザルに上げる。

② 刻み昆布はたっぷりの水で戻し、水気を切って3㎝長さに切る。

③ [調味料]は合わせておく。

④ ボウルにほうれん草、豆もやし、刻み昆布を入れて混ぜ、調味料で和える。

⑤ 器に盛り、白ごまをふる。

お好みで減塩醤油を入れても◎。豆もやしのひげ根を取ると、口当たり良く美しく仕上がります。また、ほうれん草や豆もやしは水気をしっかり切ることで水っぽさがなくなります。刻み昆布を入れることで、良い出汁が出て、美味しく仕上がります。刻み昆布は通常の昆布を細切りにしたものです。塩昆布とは違いますので、購入時には注意してくださいね!

注目食材

ほうれん草:ほうれん草は、野菜の中でも鉄分が多く、鉄分の吸収を助けるビタミンCも豊富に含まれています。そのほかにも、βカロテンやビタミン類も多く、食物繊維も豊富なので、非常に栄養価の高い野菜と言えます。生理のある女性は鉄分が不足しがちなため、普段の食事にほうれん草を取り入れるのがおすすめです。
豆もやし:一般的にスーパーでよく見かけるもやしは「緑豆もやし」ですが、「豆もやし」は大豆を発芽させたもので、先端に大豆がついているため栄養価が高いのが特徴です。特に大豆もやしは、身体を作るために必要不可欠なたんぱく質や、腸内環境を整える食物繊維の含有量が緑豆もやしの約2倍にもなります。

<レシピ監修>

沼田春美(ぬまた・はるみ):家庭料理研究家/無塩料理研究家

沼田春美

1970年より家庭料理教室を自ら主宰

・18歳で岡松喜与子料理教室に入室

・新橋・料亭『京味』西健一郎氏に師事

・銀座三笠会館にて和食・洋食・中華の研鑽を積む

上記活動に加え、体に負担の無い無塩調理の研究に従事。2010年より無塩調理法に則した病床料理教室を開催し、がん患者・その家族に対して食事療法を提供

インスタグラムアカウント

https://www.instagram.com/muenchori

<文・写真>

山﨑麻未(やまさき・あさみ)

管理栄養士・調理師

病院管理栄養士として7年間、調理業務・献立作成・栄養指導に携わる。

現在フリーランスとしてレシピ開発や特定保健指導を行っている。

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