【体験談】私が乳がん治療の「ラジオ波焼灼療法(RFA)」を選択した理由[50代・ステージ1]

2026.01.21

Kさんプロフィール
岐阜県にお住まいの50代女性。2023年8月に検診にて乳がんが発覚し、その後12月に入院、手術。ステージ1。娘と二人暮らし。

治療法の選択。胸を失いたくない一心で選んだ「RFA」

― 乳がん発覚までの経緯を教えていただけますか?

Kさん:職業柄、毎年人間ドックを受けているのですが、結果を受け取りに行った時に紹介状が入っていて、病院を受診したところ、「乳がんの疑いがある」ということで詳しい検査を受けることになりました。

その3日後に針生検を受けて、最終的にはMRI検査を受け、乳がんの告知を受けました。

― Kさんはラジオ波焼灼療法(以下、RFA)を受けたと伺いましたが、選択した背景には、どのようなお考えがあったのでしょうか。そこに至るまでの流れを教えてください。

Kさん:病院の待合室で、乳がん治療の例として部分切除術や全摘手術を受けられた方の症例写真を見ました。それは成功例だったのですが、傷跡の残る身体で生きていくことを想像したら泣いてしまいました。女性の象徴である胸を失うことが、どうしても嫌だったんです。命が第一という考え方もありますし、価値観は人それぞれだとは思いますが、私にとっての何よりの優先事項は胸を残すことでした。

その後、私の乳がんのサブタイプはルミナルAで、進行がとてもゆっくりで抗がん剤も不要と分かったので、できるだけ胸に傷をつけたくないという一心で、様々な治療法を探しました。

告知を受けた病院では、部分切除術を提案されましたが、東京の病院で内視鏡手術ができると知ったことを伝え、転院の紹介状を書いてもらおうとしたところ、「そんな遠くに行かなくても、岐阜大学病院でRFAという新しい治療法をやっている」と教えてもらったんです。

RFAは肝臓がんでは既に広く使われている治療法だったのですが、乳がんでは、当時はまだ保険診療としては認められておらず、先進医療Bとして実施されているとのことでした。

岐阜大学は自宅から車で1時間程度の距離と近く、胸を温存できるという点で、迷わずRFAを選択し、二村先生という専門の先生に見ていただくことになりました。

※)先進医療B…未承認の治療法を含む、または未承認の治療法を含まない場合でも臨床試験として、安全性および有効性の評価が特に必要とされる治療法。乳がん治療におけるRFAは、2023年12月1日から保険適用となった。

出典:国立がん研究センター「がん情報サービス」ホームページ内「研究段階の医療(臨床試験、治験など) 種類と探し方「がん情報」(外部リンク)

RFA治療のメリットと不安、そして満足度

― 新しい治療法であることへの不安はありませんでしたか?

Kさん: 不安よりも、まず胸を残せる治療を受けられる喜びの方が大きかったですね。

ただ、やっぱり不安も徐々に出てきて、治療実績を質問したところ、先生は「これまで10例ほど治療したが、経過を見ても再発はなく、部分切除と同じ成績を上げている」と説明してくださいました。

― 治療法について、ご家族に相談しましたか?

Kさん:娘と二人暮らしなので、基本的にはどんなことでも全て話すようにしています。娘は、乳がんとわかってショックで動けなくなった私を見ていたので、治療法を決める際にもすべて理解してくれていました。胸を失うことへの抵抗を話した時には、「ママがママらしくいるのが一番」「ママの人生はママのものだから」と、私の選択を尊重してくれました。

― 実際、RFAを受けたあとの満足度としてはいかがでしょうか?

Kさん:それはもう、大満足です。RFAじゃなかったら、風呂上りに自分の身体を見ては泣き、心も病んでいたと思います。

がんの再発に対する不安と保険の備え

― 再発の不安についてはどうですか?

Kさん:再発の不安は毎日あります。全く自覚症状がなかったのに罹患したので、検査の数値に一喜一憂するくらい不安はありますね。

― 再発予防のために心がけていることはありますか?

Kさん:体に良いものを食べる、体を動かす、そして楽しむことです。

娘は料理が得意なので、再発しないようにと野菜をたくさん食べさせてくれて、コンビニ食や添加物は極力避けています。運動は、趣味のバドミントンを週2回ほど。それ以外にも仕事で子どもたちとよく遊んでいるので、それもいい運動になっていると思います。

― 当社の保険を知ったきっかけを教えていただけますか?

Kさん:がん家系ではなかったので、以前入っていた大きな保険は解約してしまい、その後も、子宮頸部異形成の疑いなどで新しい保険に入れずにいました。乳がんになってからは、がんになっても入れる保険を探していたのですが、大きな会社さんですとホルモン剤の服薬をしていると加入できないという状況で、唯一望みとして残ったのがMICINさん(MICIN少額短期保険)でした。

2024年5月に問い合わせたときには、RFAは加入対象外だったため一度は断念したのですが、12月にカスタマーセンターから「RFAの方でもがんを経験した女性を支えるがん保険に加入できるようになった」と電話をいただきました。こうして、RFAの契約者第一号になったんです。

がん経験者として伝えたいこと

ー 最後に、今後の目標やチャレンジしたいことはありますか?

Kさん:がんに罹患して初めて、今があること、明日が来ることが当たり前ではないと分かりました。これを子どもたちに伝えたい、という思いがあります。

がん教育は国も推奨していますが、伝えるには重い部分もあります。たとえば、親御さんがまさにがんの治療中であるとか、がんで親を亡くした子どもに対して直接的に伝えてしまうのはショックが大きくなりすぎてしまうように感じます。

ですから、がんに限定せずにもっと広い部分で病気の話をする中で、今自分がこうして笑って遊んで、勉強できていることが当たり前じゃないということを伝えていきたいと思っています。

そして、がんを経験した者として、命を大切にすること、今を大切にすることを伝えていきたいです。それが私のチャレンジしたいことです。

ー 素敵なお話ありがとうございました。ぜひそのチャレンジを応援しています。

※本記事の内容については、取材当時の個人の体験を元に構成したものです。治療等の条件はすべての方に当てはまるわけではなく、当社が推奨するものでもありません。ご自身の主治医とよく話し合い、最善の治療を選択してください。

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