【無塩レシピ】砂糖なしでも甘くて美味しい♪甘酒豆乳のミルキー白玉団子

2024.02.29

がんを経験した方の中には塩分摂取を控えている方も多くいます。塩分の摂りすぎはむくみ(浮腫)にも繋がるため、注意したいところですよね。そんな方のために、手軽に作れてしっかり美味しい無塩の一品をご用意しました。甘いものが食べたいときにおすすめなのは、栄養価の高い甘酒を使用したスイーツです。甘酒には自然な甘みだけでなく、ビタミンやミネラル、アミノ酸などさまざまな栄養素が豊富に含まれています。そこに豆乳を加えることで、まろやかな味わいに加えて大豆の栄養素もプラスできます。さらに白玉団子ときな粉を加えれば、簡単に贅沢な味わいを楽しむことができます。

甘酒豆乳のミルキー白玉団子のレシピ

調理時間

15分

材料(2人分)
  • 米こうじ甘酒(濃縮タイプ) 100ml
  • 無調整豆乳 50ml
  • 白玉粉 50g
  • 水 50〜80g
  • きな粉 少々
調理手順

① 甘酒と豆乳は混ぜて30分ほど冷蔵庫で冷やす。

② 白玉粉に水を少しずつ入れて、粉っぽさがなくなるまでこねる。

③ 沸騰したお湯の中に、6等分にした②を丸めて真ん中を少しつぶし、鍋に入れる。

④ 浮き上がってきたらさらに2分ほどゆで、冷水にとる。

⑤ 水を切った白玉団子を器に入れ、①を注いできな粉をのせる。

甘酒を選ぶ際は、アルコールが含まれていない「米こうじ甘酒」を選びましょう。また、ストレートタイプではなく、濃縮タイプのものを選ぶと甘さがしっかりと引き立ち、美味しく仕上がります。白玉団子を作る際の水の量は、耳たぶくらいの柔らかさになるくらいに調節してください。白玉団子はぐつぐつしたお湯の中に入れると形が崩れやすいため、沸騰しすぎない程度のお湯でゆでることがポイントです。

注目食材

米こうじ甘酒:お米にこうじ菌を付けて発酵させて作るため、自然な甘さがあるのが特徴です。米こうじ甘酒は、脳の唯一のエネルギー源であるブドウ糖や、髪の毛や皮膚など身体を作るために必要な必須アミノ酸、代謝を高める働きや疲労回復効果が期待できるビタミンB群など、身体に必要不可欠な栄養素がバランスよく含まれています。

無調整豆乳: 無調整豆乳は大豆たんぱく質を豊富に含み、普段たんぱく質の不足を感じている方におすすめの食品です。同時に、オリゴ糖も含まれているため、腸内の善玉菌のエサとなり、善玉菌が増加するため、腸の調子を整えやすくなります。また、抗酸化作用の強いサポニンや、塩分過多による血圧上昇やむくみを抑えるカリウムなど、さまざまな栄養素が含まれています。

<レシピ監修>

沼田春美(ぬまた・はるみ):家庭料理研究家/無塩料理研究家

沼田春美

1970年より家庭料理教室を自ら主宰

・18歳で岡松喜与子料理教室に入室

・新橋・料亭『京味』西健一郎氏に師事

・銀座三笠会館にて和食・洋食・中華の研鑽を積む

上記活動に加え、体に負担の無い無塩調理の研究に従事。2010年より無塩調理法に則した病床料理教室を開催し、がん患者・その家族に対して食事療法を提供

インスタグラムアカウント

https://www.instagram.com/muenchori/

<文・写真>

山﨑麻未(やまさき・あさみ)

管理栄養士・調理師

病院管理栄養士として7年間、調理業務・献立作成・栄養指導に携わる。

現在フリーランスとしてレシピ開発や特定保健指導を行っている。

With Miウィズミーについて

がんに直面しても、自分らしく生きる女性のための情報を発信します。
病気のことはもちろん、ファッション・メイク・エクササイズ・再発予防のための情報、働くこと、また支えるご家族・ご友人・全ての方に。
体験談や知りたい情報を発信し、がんを経験した女性を応援します。