がんを経験した方の中には塩分摂取を控えている方も多くいます。
塩分の摂りすぎはむくみ(浮腫)にも繋がるため、注意したいところですよね。
そんな方のために、手軽に作れてしっかり美味しい無塩の一品をご用意しました。
今回はいつもの蒸し(ゆで)野菜がもりもり食べられるレシピを紹介します。
ニンニクとオリーブオイルで炒める椎茸ソースがポイントです。
ブロッコリーとカリフラワーの食感の違いも楽しんでみてくださいね。
ブロッコリーとカリフラワーのやみつき椎茸ソースのレシピ
10 分
- ブロッコリー1/4株
- カリフラワー1/4株
[椎茸ソース]
- オリーブオイル 小さじ1
- ニンニクすりおろし 1片
- 椎茸 1個
- こしょう
①ブロッコリーとカリフラワーを、ひと房ずつに分けて蒸気のあがった蒸し器で6~7分蒸すか、沸騰したお湯で1~2分ゆでる
②椎茸はみじん切りにする。
③フライパンにオリーブオイル小さじ1(分量外)をひき、ニンニクのすりおろしと椎茸のみじん切りを入れて、弱火でよく炒める
④ ボウルにあけてオリーブオイル小さじ1とこしょうを加えて混ぜ、ディップソースをつくる。
⑤ 皿にブロッコリーを盛り、ソースを別皿に添えて完成。
ディップの椎茸は弱火でよく炒めて水分をしっかり出す のがポイントです。
ニンニクとオリーブオイルのうま味が食欲をそそる組み合わせです。
ブロッコリーやカリフラワー以外にも、お好きな蒸し(ゆで)野菜でやみつきソースディップを楽しむことができますよ。
ブロッコリー:ストレスや疲労回復効果が期待されるビタミンCが多く含まれています。生のブロッコリーのビタミンC量は、いちごの約2倍、レモン果汁の2.4倍もの量になります。また、食物繊維や、ミネラルバランスを保つのに必要なカリウムも豊富に含まれています。
カリフラワー:ブロッコリーには劣るものの、ビタミンCの含有量は野菜の中でもトップクラスです。ブロッコリー同様、食物繊維やカリウムも多く含まれています。
椎茸:血中コレステロールを低下させる効果が期待できる「エリタデニン」という成分が、多く含まれています。他にも、食物繊維やミネラル、ビタミンB群などの様々な栄養素を豊富に含みます。
<レシピ監修>
沼田春美(ぬまた・はるみ):家庭料理研究家/無塩料理研究家
1970年より家庭料理教室を自ら主宰
・18歳で岡松喜与子料理教室に入室
・新橋・料亭『京味』西健一郎氏に師事
・銀座三笠会館にて和食・洋食・中華の研鑽を積む
上記活動に加え、体に負担の無い無塩調理の研究に従事。2010年より無塩調理法に則した病床料理教室を開催し、がん患者・その家族に対して食事療法を提供
インスタグラムアカウント
<文・写真>
山﨑麻未(やまさき・あさみ)
管理栄養士・調理師
病院管理栄養士として7年間、調理業務・献立作成・栄養指導に携わる。
現在フリーランスとしてレシピ開発や特定保健指導を行っている。