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FP黒田尚子さんと話す〜がん経験者が『心身ともに健康で輝く』座談会&ワークショップレポート前編

2022.10.03

FP黒田尚子さんと話す〜がん経験者が『心身ともに健康で輝く』座談会&ワークショップレポート座談会前編

がんに罹患するということは、人生にとって大きな出来事です。がんを経験された方は、生活面や金銭面、考え方が大きく変わることも少なくありません。

そこで今回は、MICIN少額短期保険が主催したFPの黒田尚子さんを囲むがん経験者座談会&ワークショップの様子をレポートします。

参加された方々は、黒田さんを含め皆さん乳がんを経験。

ゲストの4名は、罹患後にMICIN少額短期保険「がんを経験した女性を支えるがん保険(正式名称:乳がん・子宮頸がん・子宮体がん再発保障保険)」に加入されています。

黒田尚子さん

保有資格:CFP®・1級FP技能士・CNJ認定乳がん体験者コーディネーター・消費生活専門相談員資格

1998年FPとして独立、NPO法人がんと暮らしを考える会・理事、城西国際大学・経営情報学部非常勤講師を務める。2009年末に乳がんの告知を受け、自らの体験から、がんなど病気に対する経済的備えの重要性を訴える活動を行う。

ゲスト紹介

ゆりこさん(仮名)

2021年秋に乳がんに罹患。不動産会社に勤務しており、宅建士の資格取得に向け勉強中。

くんさん(仮名)

2020年春に、乳がんの摘出手術を受ける。子ども2人を育てるママ。

チャコさん(仮名)

2020年夏に乳がんが発覚。9歳になる愛犬とともに暮らしている。

りなさん(仮名)

2016年春に乳がんに罹患。部分切除手術後、ホルモン療法を継続しながら保険営業の仕事に日々、奮闘中。

がんになってから変わったことは?

ー 乳がんをご経験されてから、生活面や金銭面、考え方など大きく変わったことはありましたか?

黒田さん:乳がんを経験して最も大きく変わったのは、これからの人生で何をやっていきたいか考えるようになったことです。自分の身体にも、逃げずに向き合うようになりました。体力には自信があったのですが、それでもがんになってしまった。

今では、健康に対して過信せず、体調が悪かったり、ストレスを感じていたりすればこまめに休むようにしています。皆さんはいかがですか?

ゆりこさん:私も、黒田さんと同じで、自分の身体と向き合うようになりました。これまでは、仕事と家庭と子育てを優先し、多少、体調が悪くても「仕事に行っちゃえばどうにかなる」「子どもたちのご飯作らないと」「主人を送り出さないと」と、自分のことは後回し。

乳がんに罹患してからは、自分をもう少し大事にしてあげようと思うようになりましたね。ダメなときはダメだし、体調が悪いときは休もうと思える勇気をもらえました。

黒田さん:乳がんを経験された方の支援をさせていただくことも多いのですが、皆さん決まって前向きで、一生懸命でいらっしゃるんですよね。がんって、頑張り屋さんがなってしまう病気なんだなぁとつくづく感じます。

チャコさん:私は、食生活を見直しました。乳がんになる前は、スーパーの揚げ物やファーストフードなどを好んで食べていたのですが、今はできる限り加工食品を避け、オーガニックのものや無農薬のお野菜を選ぶようにしています。

肥満になると乳がんになりやすいともいわれているので、食事だけでなく、愛犬とお散歩したり、できる限り身体を動かすことを意識するようになりました。

治療中・治療後のお金のこと

ー がんを経験された多くの方が悩まれるお金のこと。金銭面で困ったことはありましたか?

くんさん:私は、独身時代の若い頃にがん保険に加入しました。「見直ししなきゃ」とは思っていたのですが、やはり自分のことは後回しになっていて、見直すこともなく乳がんに罹患しました。

今の保険と比べると入院保障は手厚かったのですが、通院保障は最低限。今は通院しながら治す時代です。

乳がんという性質上、分子標的薬などさまざまな治療をしましたし、私は仕事をしていなかったものですから、家族に大きな負担をかけてしまいました。

チャコさん:私は若い頃に保険に入っていなかったのですが、がんが分かる少し前に生命保険と医療保険に加入しました。

ただ、若い頃から右の胸に良性のしこりがあったため、胸周りの病気は保険による保障の対象外だったんです。手術費などは高額療養費制度を活用して抑えられましたが、全室個室の病院であったため、制度の対象とならない個室料が1泊4万円ほど。

入院中は愛犬もペットホテルに預けなければならず、想定外の費用が高くつきました。当時、私に蓄えがなかったので、実家の親に費用を出してもらいました。

MICIN少額短期保険「がんを経験した女性を支えるがん保険」に加入した経緯やきっかけ

ー ゲストの皆さんは、MICIN少額短期保険の「がんを経験した女性を支えるがん保険」にご加入いただいています。ご加入のきっかけを教えてください。

ゆりこさん:がん家系なので、がん保険は手厚くしていました。おかげで、がんの告知を受けてすぐに一時金をもらうことができて非常にありがたかったです。

お金の心配をせず、治療や自分のことに集中できたのは、本当にラッキーだったと思います。ただ、当時加入していた保険は、2年以内にがんが再発してしまった場合の保障がありませんでした。

「この2年間の空白をどうやって埋めよう」と思い、色々探して行き着いたのがこの保険だったんです。術後に色々と知識を得たなかで、私には余計な特約は不必要だと感じていたんですが、その点、この保険は条件や保障がシンプルでリーズナブル。

最初は「そんなうまい保険なんてあるの?」と懐疑的だったのですが、問い合わせしたときにオペレーターさんがすごく丁寧に対応してくださって納得。一択で決めましたね。

くんさん:「がんを経験した女性を支えるがん保険」を見つけたときは「がんを経験した女性のことをここまでしっかり考えてくれている保険があるんだ」と感動しました。

私は小学生と中学生の子どもがいるのですが、これから教育費も生活費もかかるという中で、自分の身体のこともやっぱり心配。

不安を解消しながらも、毎月の保険料を抑えられる保険を探していた私にぴったりの保険でした。再発や新たながんが見つかったときの給付金80万円というのが、保険料と見合っているなと感じたんです。

がんを経験した女性を支えるがん保険。 にゅうがん・子宮頸がん・子宮体がん再発補償保険

お金の不安がなくなると心に余裕が生まれる

黒田さん:皆さんも感じられているところだと思いますが、がんって“金食い虫”なんですよね。診断される前の検査の段階で頻繁に病院に通わなければなりませんし、MRIやPETなど、お金のかかる検査がたくさんあります。

FPとして「がんとお金」のことを色々調べてみたのですが、私が罹患した2009年当時はほとんど情報がありませんでした。「がんの治し方」や「がんとの向き合い方」の情報はたくさんあったのに、経済面な支えに関する情報がないことに大変驚いたんです。

ゆりこさんがおっしゃったように、お金の心配がないと治療にも専念できるし、精神的にも安定します。私の目標は、がん患者やそのご家族がFPに気軽にお金の相談をできる場所を広めていくこと。自分ががんになったことで、小さいながらも社会に向けて声を上げていくことができるんじゃないかなと思っています。

がんになった後も自分らしく生きる

ー それでは後半のワークショップに移ります。ゲストの皆さんの「なりたい姿」を見える化していき、黒田さんからライフプランのアドバイスをいただきます。まずは、黒田さんから「なりたい自分」を実現するための人生設計、マネープランの立て方について詳しくお話いただきます。

黒田さん:「こんな自分になりたい」「こんな生活を送りたい」という理想や希望があると思いますが、自分の身体のこと、経済面、国内・国外情勢など、不安なことも多いのではないでしょうか?そんな中、自分の夢を実現するため、がんになった後も自分の人生を生きるためには、次の3つのことが必要です。

  1. 自分をよく知ること
  2. 世の中の仕組みやルールをよく知ること
  3. お金と時間を上手にコントロールすること

この後のワークショップで「自分のこと」についてゲストの皆さんに分析していただきますが、自分をよく知るだけでなく、高額療養費や傷病手当金という制度を知らなければ、もらえるはずのお金ももらえません。また、いくらお金があっても時間は有限です。

抗がん剤治療やホルモン治療の副作用で、家事・育児がままならないときもあるでしょう。そんなときには、お金を払ってでもヘルパーさんに頼って、自分の時間を節約するということもできます。お金だけでなく、時間の節約もときには必要です。

これからの女性に必要なのは、稼ぐ力です。もちろん、お子さんが小さかったり、体力が戻らなかったという理由で働けない方もいらっしゃるでしょうが、将来的には働くことを前向きに考えていただきたいですね。

がんを経験された方は「バリバリ働く」というよりは、できるだけ長く、安定して働くことを優先されると良いと思います。

私は、がんに罹患した後もFPの仕事を続けていたのですが、家族からは「仕事は辞めるんでしょ」「家で寝てなさい」と言われていました。でも「なんで辞めなきゃいけないの?」と、さらっとスルーして働き続けていたんです。

今思えば、あのとき仕事を辞めなくて本当に良かったと思っています。子どももそろそろ育ち上がる時期なのですが、そのときに自分がやりたいことを実現しようと思っても、自分に収入がなければなかなか難しいでしょう。

「稼ぐ」ことも大事ですが、働くことで「社会に関わる」ことは健康面にも心身面にもとても良いことです。ボランティアでも、NPO法人でも良いと思います。

がんに罹患した後も自分らしく生きるために、社会に関わり続けていただきたいですね。 

後編に続く▼

ライフプランシートでがん経験者のなりたい自分を見える化。それぞれのゲストごとの生活設計は?

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